修理規約

株式会社土屋鞄製造所(以下「当社」)は、当社で製造した製品(以下、「製品」)の修理に関し、以下の通り契約(以下「本規約」)を定めます。本規約は、当社に修理を委託又は修理の見積もりを依頼したお客様すべてに適用されます。


第1条 (目的)
本規約は、製品の修理を当社に委託又は修理の見積もりをご依頼いただいた当社とお客様との関係を定めたものになります。

第2条 (修理対象製品)
1.当社がお請けする修理は、当社が製造・販売した製品の修理に限られます。

2.前項に関わらず、製造からの経過年数が10年を経過した製品に関しましては、部材の有無により修理をお請けできない場合がございますことを予めご了承ください。

3.前二項に関わらず、修理をお請けしても、修理不能又は相当に困難な(過分の費用を要する)場合は、修理をせずにご返却する場合がございますことを予めご了承ください。

4.当社以外で修理されたものや加工されたものについては修理をお受けできない場合がございます。

 

第3条 (修理のお申し込み)

ウェブサイトからお申し込みいただき、修理完了までお申込みの記録は保管するようお願いいたします。

 

第4条(見積もり)

1.修理依頼または修理の見積もりをいただいた場合は、製品をお預かりしてから14日以内(年末年始、GW、お盆等長期休業期間を除く)に当社からお客様に修理箇所及び修理代金についての見積結果をお伝えいたします。

2.前項の見積もりの後、お客様から正式な修理依頼をいただいてから、修理に取り掛かるため、お客様とご連絡がつかない場合や、正式なご依頼をいただくまでにお時間を要した場合には、修理完了までにお日にちをいただく場合があることを予めご了承ください。

3.お見積りの結果、修理不要となった場合は、商品をお客様に返送させていただきます。その際の送料は、お客様負担となります。

4.当社からの返送に対し、合理的な理由なくお客様が商品をお受け取りいただけない場合、当社は、お客様が当該製品に対する所有権を放棄したものとみなし、当社にて修理後の製品を処分させていただく場合がございます。予めご了承ください。

5.前項の場合においても、当社からお客様への返送に要した費用についてはお客様負担となり、当社から送料の請求をさせていただきます。

 

第5条(修理製品のお受け取り)

1.修理が完了した製品につきましては、当社から直接お客様にご送付させていただきます。

2.修理後6ヶ月間連絡がつながらない場合、お客様が当該製品に対する所有権を放棄したものとみなし、当社にて修理後の製品を処分させていただく場合がございます。予めご了承ください。

3.修理キャンセル品および未修理品の処分は、当社では承りかねます。必ず、お客様に返却させていただきます。この場合の送料は第6条に従います。

 

第6条(送料)
1.お見積り又は修理に伴い発生する以下の送料については、原則としてお客様負担となります。
  ・修理費用のお見積りをするために製品を送っていただく送料
  ・お見積りのみで修理を行わなかった製品をお客様に返送する場合の送料
2.前項に関わらず、製品の初期不良による修理については、送料はすべて当社が負担いたします。

 

第7条 (保証について)

1.修理の不具合などにつきましては、原則として無償にて再修理させていただきますが、製品の特性上、修理した製品に針穴のズレやシワが入る可能性、不具合の残る可能性がございます。これらの不具合につきましては、再修理の対象外とさせていただきます。

再修理の対象は以下の場合に限らせていただきます。

a) 当社が作業中の事故と認めるもので修復が可能と判断されたもの

b) お渡し日から10日以内に不具合などの申し出があり当社がそれを認めたもので、ご利用日、修理内容が明確に確認できるものをお持ちの場合。

2.修理上の瑕疵により製品の修理が不可能になった場合、または、当社の責めに帰す事由によりお預かり品が紛失した場合には、当社は、当該製品の販売価格(お客様へ販売した時点の販売価格とさせていただきます)を上限として、賠償をさせていただく、または、当社が現在販売している同等製品と交換させていただきます。この場合、 限定商品やビンテージ品などの付加価値の補償は致しかねます。製品の取得価格を上限とさせていただきます。

3.修理品の不具合を当社に断り無く他社にて修正した場合、かかる料金についての保証は致し兼ねます。

 

第8条 (免責事項)

修理の結果、以下の事象が生じた場合であっても、責任は負いかねますことを予めご了承ください。

a)革の風合いが変わった
b)寸法に多少の変化が生じた。
c)修理作業に伴い製品にミシン押さえ跡がついた。
d)革にシワがついた。
e)ステッチを解いての作業により、再縫製時に表裏の針穴がずれた。
f)金具類が劣化により取り外し時に破損した。

 

第9条

本規約に記載無き事項及び本規約の解釈に疑義を生じた事項についてはお客様と当社による協議の上、穏やかに解決を図るものとさせていただきます。