デザインの意図 -objcts.io POPUP STORE-

デザインの意図
-objcts.io POPUP STORE-

7月5日(水)〜7月18日(火)の二週間、渋谷スクランブルスクエアで開催する『objcts.io POP-UP STORE』。今年の11月に5周年を迎える節目として、ブランド初の単独ポップアップストアを行います。

ポップアップストアでは、新製品のお披露目から過去のプロトタイプ展示まで、objcts.ioのこれまでとこれからを感じてもらうことを意識しています。

そこで今回は、「デザインの意図」番外編として、ポップアップストアの空間づくりの裏側を紹介します。

新たなカラバリを意識した
アクセントカラーの配色

これまで、objcts.ioでは、黒や白といったモノトーンカラーや、ニュアンスカラーを中心に展開してきましたが、5周年を前に、新たなカラーバリエーションを増やすことになりました。

今回の新色は、モノトーンの服装にも映えるヴィヴィッドなグリーンとロイヤルブルーの二色。発売は秋頃の予定ですが、ポップアップストアでは先駆けて実物を手に取ることができます。

ブランドとして新しい挑戦となるカラーアイテムの発売にあわせて、ポップアップストアのデザインにもアクセントカラーとしてグリーンとブルーを配置。objcts.ioらしいモノトーンの雰囲気を残しつつ、パッと目を引くアクセントの入れ方とバランスにこだわりました。

objcts.ioの世界観を、どう店舗で表現するか？今回のポップアップストアの店舗デザインは、そんな「らしさ」のすり合わせからはじまりました。

「objcts.ioらしさ」の
共有と言語化

空間をデザインするにあたって、まず着手したのは店舗デザインチームとのイメージ共有。objcts.ioらしい素材感や世界観を踏襲しつつ、アクセントとなるヴィヴィッドカラーをどのように入れるか等のイメージを、Pinterestのボードを使ってすり合わせていきました。

objcts.ioチームが作成したボード

木材よりはモルタルやスチールといった無機質な素材で、グレーや白といった無彩色を基本カラーにして…とすり合わせていく過程で、改めて「objcts.ioらしさ」を言語化する機会にもなりました。

そういったすり合わせを経て、店舗デザインチームにより実際のディスプレイイメージに近い写真を集めたボードを改めて作成してもらい、これらのイメージをもとに空間デザインに着手していきました。

店舗デザインチームが作成したボード

また、デザインチームとやりとりするなかで、「規則的に並んでいる感じ」もobjcts.ioらしさなのではないか、という提案が。そこで、スマホショルダーの展示では、iPhoneケースのサイズにあわせてアイテムが規則的に並ぶように意識しています。

スマホスタンドを
オリジナルで作成

今回、もうひとつこだわったのが特注のオリジナルiPhoneケーススタンド。

objcts.ioのスマホショルダーは、スマホケース側にカラビナがついています。

そのため、立てかけて置く形式の什器だとカラビナが邪魔をしてうまく立てかけられないという課題がありました。しかし、浮かせるタイプのスタンド充電器のような什器は世に出回っておらず、せっかくならばobjcts.io製品のよさが伝わるオリジナル什器を、ということで、今回新たにオリジナルのスマホスタンドを制作しました。

素材や角度にもこだわってつくったアイテムなので、ポップアップストアではぜひスタンドにも注目してみてください。

また、「New Arrival」「Limited」といったPOPも、オリジナルのものを制作。objcts.io製品を扱っている土屋鞄店舗でも順次使用していく予定です。